伊織『はい、瑠衣ちゃんは、ここに座ってよ。』 屋上の奥には、ソファーやら椅子やらがたくさんある。私に手前のソファーに座るように言ってくれたので、そこに座った。 瑠衣『あの…まず、貴方たち、誰?』 私のこの質問がよっぽどおかしかったのか、みんなが固まった。 玲音『……ククッ…。』 さっき笑いをこらえてた人なんて、また、笑いをこらえてる。 颯『お前、俺らのこと知らねぇの?』 知らねぇのって…どんだけ自分らが知られてると思ってるのさ…。 瑠衣『知るわけないでしょ。』