2つの暴走族に溺愛されたお姫様






楓『あいつらをあんなにさせるくらい、瑠衣には人を引き寄せる力がある。それは、こいつが誰よりも辛い思いを経験してるからだろうな‥‥。』




樹『もう二度とさせねぇよ‥‥。』




瑠衣の笑顔を頭の中に思い浮かべて、あることを決心した。




楓『‥‥雷神と、話を付ける。』




紫音『‥‥話?』




楓『今、瑠衣の笑顔を奪ってるのは俺たちだ。瑠衣には、幸せな笑顔で居てほしいんだよ‥‥。





樹『それは俺ら全員そうだろ!?でも、どうしろっつうんだ、あいつらに瑠衣渡すのかよ!』




楓『渡すんじゃねぇよ!!‥瑠衣が悩んでいるのは、金蘭と雷神が‥‥敵どうしだからだ。』