【楓side】




幹部室に戻ってくると泣き崩れた瑠衣。




抱きしめていると、スースーと規則正しい寝息が聞こえてきた。




寝た彼女をよく言う"お姫様抱っこ"でソファまで運んで横にする。




ちょうど樹たちも戻って来た。




楓『あいつらは?』




正輝『帰ったよ。でも、あいつらは多分諦めてないだろうね。』




紫音『それと、神威煌にさ、"あいつはなにか抱えてるのか?"って聞かれたよ。何か知ってるのかもね。』




みんなが瑠衣の寝顔に目を向けた。