私は鞄を受け取るために煌に近づいた。 煌に向かって手を出せばその上に鞄を置いてくれた。 ありがとう。そう言おうと目を見ると、そのまま引き寄せられて‥‥ 気づけば煌の腕の中にいた。 抵抗しよう、何か言おう。 そう思っているのに、煌が少し震えているから‥‥震えながらも力強く抱きしめてくるから、何も言えなかった。 でも、このままじゃダメだから‥‥私の必死の抵抗。 瑠衣『楓‥‥っ!』 楓を呼んだ。