【楓side】




瑠衣が五十嵐高校を受験すると言った日、俺らは止めた。




それは、雷神がいたからだ。




でも、頑固な瑠衣を止められることなく、頭はいい瑠衣は、余裕で合格した。




まぁ、男子と関わらないと言ってたし、きっと大丈夫。そう思ってた。




そして、瑠衣の高校生になってから初めての走り。




絶対に成功させてやりたいし、大規模なものにしたかった。