君と描いた日常-負け組女子高生

「やっぱりイジメってさ、いじめられる方にも問題があると思うんだよ。」


「まぁ事情はそれぞれ違うんだろうけどね。」


私は付け加えた。


「だってホント、あたしが中一の時の事思い出したら、あたしホント痛い子だったもん。思い出しただけで恥ずかしい。」


悠紀はぱくぱくとハンバーグを食べる。


「マリエだって、もともとあの子がわがままだったしね。」


私も悠紀に同調する。


「本人にわるいとこ指摘して治ったら苦労しないっちゅうの」