「…いないのか、」 『…そんなわけないよ…だって魔力…』 【よっ、元気?】 「この通り」 フッ…と鼻で笑った翔平。 へらへらと笑って私たちの前にきた。 【そっかぁ、それにしても晃どうしてくれたんだ。】 「あ?晃…。晃なら海欄がやってくれたみたいだな。海欄たちの魔力の気配はする」 それを聞いて私はほっとした。 さっき一瞬だけ大きく上昇した海欄の魔力が目立ったけど…。