キーンと大きい金属が交わる音がして
周りの空気がざわめいた。
空気が動き私のところに風がおきた

《…翔平に顔を合わせられないってあいつの知り合いか晃》

ギシギシと剣と剣がこすれる音がする。

(まぁね、つーかお前が切れてるとこ初めて見た、こえーな。)

《てめぇのせいだ。自覚しろ》

そう言って海欄は晃をなぎはらった。

(そーか。めんどくせ…俺力残しとくつもりだったけど出しちゃおっかな)