side 一馬


俺は重い足を前へだし、、校長室へ
向かった。

なつの前では強気だが内心本当は怖い。

なつと離れ離れ。おわる?好きじゃ…。

でも、なつまで悲しい思いをさせたくない
だから俺は笑顔で数学教材室を出たんだ。


トントン「失礼します。」


「話の内容はわかるだろうね。」

「はい。」

「あの記事は本当かね。」

「はい。私は川澄なつさんと交際を
していました。
どんな罰も受けます。」

「うむ、覚悟はできてるのだな。」

「はい。」

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俺はなつに何て言えばいいか
考えた。でも正直に言おう。


「なつ?」

「先生!」

なつは俺に飛びかかった。

「どうだったの?…。」

「……ごめんね。離れ離れになっちゃったや。俺は1ヶ月後。○○高へ飛ばされることになったよ。」

「ウァ…ヒッグ…ご、ごめんなさい…ヒクッ」

「お前は悪くない。大丈夫…大丈夫。」

「お前が卒業する時俺は絶対に
お前を迎えに行く。それまで、浮気すんなよな。」


「馬鹿!当たり前でしょ!」


2人は抱き合いながら笑顔で
その1日を過ごした。