side  なつ


「あのね?私たちが

抱き合ってるのを新聞部が見てたらしく

それで、ネタにされて…」

「そっか。」

「いいさ。俺たちはそんなの
へっちゃら。もし離れ離れでも大丈夫。」


「え。やだよ。」

当たり前!でも、離れるのなんてやだ!
先生が好き!好きなの!

『相沢先生、相沢先生、校長室へ
来てください。』と放送が流れた。


「この件だね。行ってくる。」


「先生!」

「?」

「大好きだからね!」

「…うん。」

先生はそういって私の好きな笑顔を向けた