「あ、お、お客様…そちらのポケットは…?」 必死で探す俺に対し、制服のポケットを気まずそうに指さす店員さん。 店員さんが言うとおりポケットに財布はあった。 「あ!あぁ、すいません俺ってば!」 財布をあけ、ちゃっちゃと会計し、お店を飛び出す。 あー!もう! ヘマしすぎ! 絶対俺のイメージダサい人じゃん、最悪! 走りながら学校へ向かった。