あれから3ヶ月が経とうとしていた



もう梅雨も明けて暑さが本格的になってきた頃だ


相変わらず名前もわからないあいつは俺に話しかけてくることはなかった


むしろ夏休みまでの長い期間でなんで一人になることを選ぶのかが俺には理解できない


もうすぐで夏休み前だ



田倉とエマが何やら良からぬ事を考えてるのを耳にした



「エマ〜お前さー水着の女の子ってどう思う?」


エマはだるそうに答える


「どうせ女の子の水着見たいだけでプール行こうとか言うんだろー?
毎日何考えて生きてるんだお前」


「そんなこというなよー
なあ〜のんちゃんと早希も連れていくぞー」



早希というワードに俺はピリッと反応をしてから田倉に1発頭をチョップした


「いてー!いいじゃん別に!いつも一緒にいるんだからさ!
蓮のつまらん嫉妬で振り回される俺の身にもなってみろよこのやろー!」


「振り回されてるのはこっちだばーか
早希とのんの水着見たいだけだろ」


「そりゃ見たいさ!早希は可愛いし細身スレンダーだし何よりエロを感じる!」



俺はもう一度田倉にチョップをする



「普通に人の彼女をエロい目でみてんじゃねーよ!」


「あ!?人の彼女だからってエロい目で見ちゃいけないのか!?そんなルールないはずだ!
俺は見たい!早希のあの細身スレンダーをこの目に焼き付けたい!」


「あのさ〜本人がいる前でそんなこと言うのもどうかと思うよ?」


早希が言う



そう今でもいつものメンツ
イツメンってやつで集まって昼休みにダラダラと田倉はムラムラと話していた