20〇〇年4月30日



10時5分




起床





「やっべぇ…」




俺は時計と制服を何度も往復して見る



ここまで来たら行きたくねーな



俺は五木田蓮






高校1年になって初となる遅刻をした



朝は苦手だ、まだ寝足りない



このまま寝てしまおうかと思ったが
かろうじて体を起こすことは出来た




俺はあくびをしながら洗面所へ向かう



小さなアパートに両親と妹と一緒に暮らしてる



俺の他に3人も家族がいるのに誰も起こしてくれないなんて冷たい家族だな

と思ったが人のせいにはしたくないので
素直に寝坊を受け止めて歯を磨く