いじめられてる地味子はもしかして!?


雅「や、やだ。」

『こんなことして、ただで済ませると思ってんなよ?』

雅「ご、ごめんなさいっ。許して。」

『あ"ぁ”?調子いいこと言ってんじゃねぇーよ。ついでに、家は組みもやってっから。』

雅「そ、そんな。」

『あ、ほったらかしてすみません。これまでの契約は全て白紙に戻させていただきます。』

雅父「そっ、そんな。」

『では。』

雅「い、いやぁーーーーー!」

プルルルル

『お父さん?そぅあたし、西条財閥潰していーよ。うん、じゃーね。』

雅「あ、あぁ。」

『雅、してきたことは必ず自分に返ってくんだよ。覚えときな。』

この顔見たかった。

あ、まだやることがあったんだった。

『そこの3人』

【は、はぃ!】

『あんたらの家も潰すから。』

1「そ、そんな!」

2「やめてください!」

3「家だけはっ!」

たしか、この3人ともの家は

傘下だったな。

私はニッコリ笑って

『山本財閥さん、結城財閥さん、間宮財閥さん。これからそれぞれのお家にお礼の電話を……。』

まずは、山本財閥さんから

プルルルル

『こんにちは、ご無沙汰してます。橘です。』

山本父「あ、こんにちは。橘様がなにか御用でしょうか?」

『えぇ、残念なお知らせですか、今日限りで契約を全て白紙に戻させていただきます。』

山本父「なっ、なぜですかっ!」

『あなた様の娘さんにいじめでお世話になって。』

山本父「あ、愛梨!なんてことしてくれたんだっ!」

愛梨「ご、ごめんなさいっ。西条財閥の令嬢さんに脅されてっ(泣)」

山本父「愛梨、お前はっ」

『気が変わりました。脅されていたということなので、契約は続けさせていただきます。』

山本父「え。あ、ありがとうございます!」

『でも、今までより、少なくなりますよ?少しだけ。』

山本父「あ、ありがとうございます!ありがとうございます!」

『それでは。』

愛梨「ありがとう。ありがとう。」

『いいの、脅されたら誰でも従ってしまうもの。でも、これからはそんなことしてはダメよ?』

愛梨「うんっ、うん!」

『そこの2人もそうなの?』

結城「はい、家を潰すと脅されて。」

間宮「わ、わたしも。」

『わかったわ。次、私じゃなくてもいじめをしたら今度は容赦なく潰すわよ?』

2人「わかった!もうしない。」