僕は、この日繁華街に来ていた。
普段は、余り来ないのだが、この町のトップだから町を乱す奴が居ないか見回りをしている。もう一人いるのだけど見失った。ま、いいやって思ってるときに君を見つけた。

「ねぇ、君可愛いね～」

「何時も、見てたんだよ～」

「もしかして、帰るところないの？」

「だったら、僕んちおいでよ」ニヤリ

っと、言い寄られている彼女を見つけた。
僕は、可哀想にあんなチャラ男に言い寄られているなんてって、何時もの自分だったら思ってたのに彼女の顔を見た僕は、勝手に体と口が動いていた。

「この野郎！」

彼女を殴ろうとした瞬間チャラ男の腕をとった。彼女は、痛みがないのが不思議なのか目を開けた。

そしたら、チャラ男が、

「く、九、条、さ、ん」

と、真っ青な顔で話してきた。
そして、周りの遠回しに見てた野次馬が次々に騒ぎだした。僕は、そんなのどうでもよかった。

「君は、僕の町で何をしようとしてたのかな？」ニコ

「ぼ、僕は、で、ですね
　す、すみませんでした。」

チャラ男は、真っ青な顔のみまま走って逃げって行った。周りの野次馬は、まだ何か言ってるようだったけど僕には、興味がなかった。今、僕の目の前には、ずっと探していた優姫がいたから。