それからすぐだった。
姫芽に会わせないようするためかあの人たちは、すぐに私を新しい家に引っ越しさせた。

私が引っ越してきたのは、マンションだった。中学1年生で一人暮らしてあり得ない。

夜になると一人なのが寂しくて真夜中の外を歩いたいく宛もないけど歩いた。気づいたら繁華街に行った。そこは、今までと違った景色で私は、この日から毎日繁華街に来ては、呆然とその景色を見ていた。

ある日のことだ
厄介なチャラ男に捕まってしまった。
毎日来ていたらこんな変なのに捕まっていないのが可笑しいわけで何時もならすぐにスルーしているけど今日のは、しつこい。

「ねぇ、君可愛いね~」

「何時も、見てたんだよ~」

「もしかして、帰るところないの?」

「だったら、僕んちおいでよ」ニヤリ

そろそろ、イラついたんで足を踏んでやった。それが、この人の怒りのスイッチのボタンだとは。

「おい!さきから優しく誘ってあげたのによ!お前何なんだよ!」

「誰も、誘ってて言ってないでしょ。それよりも、退いてくれない?邪魔なんだけど」

「この野郎!」

私は、殴られる覚悟をしたけど
いくらたっても痛みが来なかった。
不思議に思って目を開けたら目の前には、真っ青になったチャラ男と綺麗な男に綺麗って失礼かもしれないけどその言葉しか思い付かないぐらいその人は、綺麗だった。
すると、チャラ男が怯えた声で

「く、九、条、さ、ん」

周りにいた人達も

「うそ、何で九条さんが」

「本物だ」

「噂どおりカッコいい」

私は、九条さん?っていう人見つめた。
本当に、この世のものでは無いような存在だった。

「君は、僕の町で何をしようとしてたのかな?」ニコ

「ぼ、僕は、で、ですね
 す、すみませんでした。」

と、チャラ男は、逃げっていてしまった。