私は、あの時気付いたどうして、私の話をちゃんと聞いてくれないのも私がいる存在事態が可笑しいことに気づいてしまった。

あの日
母と父は、兄から連絡を受け真っ青な顔色で病院に入ってきて真っ先に、私を叩いたのを今でも覚えている。

「どうして!姫芽をこんな目に遭わせた!」

「貴女なんて、貴女なんて、」

父と母は、そう言って私を責めた。
そんなとき、兄が止めに入った。

「父さん、母さん、今は、そんなこと言ってる場合じゃないよ!姫芽が目覚めた!」

「本当か!ショウ!」

「貴方、姫芽の所に行きましょう」

「あぁ」

3人は、そのまま姫芽の所へ行った。
残った私は、1人ぽっつりと立っていた。