「そんなこと言ってないわよ」

多分言ってないんだから。多分。

「フゥフゥ」

全く、聞いてないし。

「ま、入っらしてもらうわ」

「うん、入って」

「お邪魔します」

「座って、座って」

「うん」

部屋の中は、薬や包帯が置いてあった。
本人は、多分。忘れてるわね。

「お茶良いしてくるね〜」

「いいわ、ちょっとしたら帰るから」

「え〜」

「それより、優姫その怪我どうしたの?」

怪我のことを忘れてったのか、すごく慌ててる。

「あ、あぁきょ今日ね、転んじゃったんだ」

「転んだの?」

どう見ても、転んだような怪我じゃない。

「うん。そうなの」

「そうなの」

優姫は、誤魔化させられたって思ってぽっいけど、どう見てもこの怪我は、人によってされたような怪我ばっかりなのに。