Magic Academy ~古からの盟約~

「それにしても、アルムディアについて調べるなんて、珍しいね」

グリウに連れられてやって来たのは、司書達が休憩に使っている部屋だった。どうぞ、と渡された紅茶を一口飲み、そらは苦笑いしながら答えた。

「私もそう思います。でも、先生に宿題で指定された都市だから」

ため息まじりに答えると、グリウはその様子をみて笑った。

「変わった宿題だね」

「ですよね」

そらもつられて笑った。

「でも、アルムディアはさ、実在したけど、そのほとんどが謎に包まれた古代都市なわけだし、研究テーマとしては、いいチョイスだと思うけどな。僕は学生時代、自由研究で古代都市セスメントを指定されたことがあったけど…文献から研究発表内容までかなり情報が出てしまってたから、まとめるのが大変だったよ」

グリウの言葉に、なるほど、確かに、とそらは頷いた。