Magic Academy ~古からの盟約~

「それにしても、いったい何があったの?」

渡されたかわいらしい赤色のアリスワンピースに着替えを終えると、ヒュープリッツァは真剣な顔で質問してきた。

「露天も見てきたけど…あの破壊具合は、正直ただ事じゃない」

ヒュープリッツァの言葉に、そらは少し困ったような顔をする。

「そ、それが…私にもよくわからなくて」

「え?」

そらは必至で昨夜のことを思い出しながら説明をする。

「で、お風呂に入ってたら、光の玉みたいなのがこう、ふわーって飛んで…きて…」

そこまで言って思い出す。

「そう、だ。ねぇ、妖精、あの、緑色の髪をした妖精の男の子、いなかった!?」

「え?」

突然そらが慌てた様子で聞いてくるので、ヒュープリッツァは少し驚いた顔をする。

「なんかね、その子、追われてたっぽくて。なんかよくわからない仮面が…」

「無事だったんだね!」

急に声がする。

『え?』

何事かとそらとヒュープリッツァの声がハモった時だった。