Magic Academy ~古からの盟約~

「い、いや!」

慌ててそらは彼を落とさないよう、しっかりと両手で掴んだまま、浴室内へと駆け出した。


なんなの、なんなの!?


扉を開けた瞬間、ひゅぅっと冷たい風が吹く。

「あ、足が…!」

急に足が地面に張り付いたようになり動かなくなる。
張り付いた、というのは気のせいではなく、の周りを氷が覆い、地面にしっかりと固定をしていた。そらはバランスを崩してそのまま倒れこむ。

「わぁ!」

そらと地面の間に、妖精の男の子は転がり落ちる。

「いたたた…」

慌てて体を起こそうとしたその時だった。