Magic Academy ~古からの盟約~

「私はヒュープリッツァ。ウォルフの主です。こいつ、いつも血の気が多くて…怪我とかはないかしら。大丈夫?」

聞かれてそらは、大丈夫、と慌てて頷いた。

「それにしても、もう陽も落ちてしまうけど、こんなところにいたら危ないわよ?いくらこの辺りが私たち人狼の縄張りとはいえ、危険がない訳じゃないから」

彼女の言葉に、そらは少し困った顔をした。

「…実は、レティテントに来たんだけど、宿が空いてなくて、 その…この辺りで野宿をしようと思って…」

そらの言葉に、ヒュープリッツァは眉をひそめた。