Magic Academy ~古からの盟約~

「まずは、今日泊まる宿を探そう」

そらはそう言って、シークにはネックレスになってもらい、目についた宿に入っていく。

「ごめんなさい、もう部屋は満室なのよ」

「すまないね、予約でもう部屋は空いていないんだ」

「申し訳ないが、あいにくもう満室なんだ」

すでに今が夏休みということもあって、観光都市でもあるレティテントの宿はすべて満室となっていた。

「なんてこと…!」

宿が取れずに困った、という顔をしているそら。

「幸い、今日は天気もいいし、野宿でもいいんじゃないか?」

シークがこともなげに言うと、そらはうぅ、と泣きながら、やっぱりそうだよね、と項垂れた。