バレンタインなんて…





え、笑われた?



「なんかおかしいところあった…?」



「ううん…でも、なんかさっきまで落ち込んだ子犬みたいだったのに、一気に元気な子犬みたいになったから…ふふっ」



子犬!?



「ガーン」



「口に出すものじゃないわよふふ」



「なんか馬鹿にされてるみたい…ぷぅ…」



「とりあえず行こっか!私は森谷日和。あなたは?」



「小鳥遊優瞳。小鳥が遊ぶに小鳥遊で、優しい瞳って書いて優瞳」



「へぇ!あなたにピッタリな名前ね!あなた、小鳥みたいな雰囲気でふわふわしてるし、」





「とても優しい瞳で、見ている人を幸せに出来る瞳よ」





「…グスッ」



「えっ!?ごめん!こんな事言って嫌だったよね?ごめんね!!」



「そうじゃないの。私、いつもトロくて、友達にもそんな瞳で見ないでって言われてきたから…嬉しくて…グスッ」



「あなたはとても素敵な人よ。ただ人よりちょっと遅れているだけだし、少なくとも、その瞳は私を幸せな気持ちにしてくれるわ」



「グスッありがとう!」