バレンタインなんて…





「なんで別れるの?意味わかんない」



さっきから海月はなんで?ばかり…



「私の勝手だから…海月はただ私と別れてくれるだけでいいよ」



「もっと意味わかんない。とりあえず来てよ、俺ん家入って」



「えっ、ちょ!」



数分前までいたところに再び戻ってきた



海月は両親は海外にいるらしく、一人暮らしをしている



「…」



「…」



しばらく沈黙が続いた



私は耐えきれなくなって…



「海月、とりあえず、手、離して」



「ん、ああ」



海月が手を離した隙に、ドアを開けて飛び出した



私は走るのはあまり得意とは言えないけど、隠れるのは得意



だから海月の家の近くにある物陰を利用しながら海月を振り切った