「もう少し寝てていいですよ。寝てすぐ起きましたし」

「うん、ありがとう」


完璧だろ。

よし、大丈夫だ。


寝ぼけてるみたいだし。

僕の顔が赤いのもバレてない……ですよね?


「どうしてキミは僕を忘れているの?」


すぐ気付くと思っていた。

ずっと、毎日のように遊んで家族のようにいたのに……。


僕は……僕は……

「僕はそばにいるのに──」