しばらくしてマナミは帰り、 翔は朝方に帰ってきた。 あたしのモヤモヤは消えていなかった。 「美華ちゃん、起きてる?」 あたしは返事をせず寝たふりをした。 話したくない…… だけど、聞きたい。 でも聞くのが怖い。 いろんな感情でぐちゃぐちゃだ。 翔はあたしが寝たと思ってお風呂場へ行った。 あたしが仰向けにゴロンと寝返ると、視界にキラッと光るもの。 翔のケータイだ。 画面に映るのは 《朝倉舞花》 聞いたことのある名前。 心臓が、痛い。 マイさんの本名だ。