「あれ?」
階段を下りたけど晴人はいない
確かについたって入ってるのに…
とりあえず座ってまとう
「…気づけよ」
「うわあ!!?」
どっから出てきたの!?
「つか、ずっと後ろついてたのに」
「どこから?」
「4階」
4階って…
玄関からじゃん!!!
うそうそうそ?
じゃああの緩みっぱなしの頬も見られてたってこと?
「なんで言ってくれないの!」
恥ずかしくてもう帰りたいよ
「驚かせたかった」
そう言いながら私の右手をとった
「…暑いよ?」
「いーの!」
子供っぽいところも可愛らしいと思うなんて
私はきっと晴人中毒だね
「…ん?」
待って、ここ外だよね?
なんで私、壁に追い込まれてるの?
「…香澄」
これってキスの雰囲気だよね
「…だ、ダメだよ」
いくら晴人でも流石に外では…
「……………」
うっわ、不機嫌
後ろから黒いオーラ満載
「やだ」
「やだじゃないでしょ」
ここで引けない
晴人はいいかもしれないけど
もし、ここで誰かに見られたら
ずっと気まずいままになっちゃうもん
「じゃあ逃げてみれば?」
…………え?


