涙〜あなただけが〜




「...ずっと考えてたんだ

どうやったら香澄の自慢になれるか」




バカだよ、ほんとに


そんなことしなくたって


私の彼氏はこんなに幸せにしてくれる

私の彼氏はこんなに優しいんだって



自慢したくなるくらいかっこいいんだよ





「中1の秋、俺見てたんだ


香澄が俺の事で担任に嫌味言われてるの」




「あ...」





晴人が授業中寝てばかりいて
成績も右肩さがりだったとき


確かに言われた



『恋愛なんかにうつつを抜かしてるから』




悔しくて


でも晴人を変えることなんてできなくて


ただ、ただ泣いてばかりいたあの頃




「ごめんな。 俺こんなんだから変わるのに時間かかっちゃった」



「......ううん」




晴人は晴人なりにちゃんと考えてたんだ


変わってないのは私だけ



「なんでまた泣くんだよ」



「...だって、嬉しくて」