涙〜あなただけが〜





___プッ




自らつながりを切った


またこうなるのならもう二度と
誰のことも愛したくない





「...っ...ふっ...わあああああああ!」




溢れだした声は晴人への愛でした


止まらない涙は私の後悔でした





「香澄っ!」



血相変えて部屋に入ってきたお姉ちゃんに
気がついていたら抱きしめられていた




でなければよかった

晴人の声を聞かなかったら
こんなにも苦しくなかったのに


こんなにも愛しく思わなかったのに







「大丈夫...香澄にはきっといい人ができるよ」




ちがうよ、お姉ちゃん



私は晴人しかいらないの

晴人しか愛せない



それ以外なんて見たくないんだ




「...いらない」




何もいらない



「香澄...」




ごめんね、お姉ちゃん


困らせたいわけじゃないの


ただ、もう、何もいらないんだ