涙〜あなただけが〜

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そんな強がりはすぐ壊れるのに




「なんで、隣にいないの?」



誰もいないのに一人話す私はきっと
誰から見ても狂っていた




部活帰りに手を繋いで帰った歩道


オバケだと間違えた自販機


待ち合わせ場所の公衆電話




全てに晴人がいた





「わかんない...なんで泣いてんの?」



全部知ってるくせに


「止まってよ...」



いないのが現実なのに



「止まってよ!!!!」




こんな世界知らない


晴人がいない世界は知りたくない




半年前までは気にもしていなかったあなたが

今度は姿が見えないだけでこんなにもダメになる




「...戻ってよぉ...お願い...」





弱い私は惨めすぎた。