涙〜あなただけが〜



「よっ...ふぅ」



山積みだったほうきもあと一本


「終わったかー?」


佐藤が笑顔でやってきた




憎しみなんて感じない


きっとしょうがない



「あーあ、やってらんない!ハハハっ!」




「なんだあと一本で終わりじゃないか」




“終わり”?


そんなのもう過ぎたよ



私と晴人はもう終わっていた



ううん、始まってさえいなかったのかもしれない



私だけが浮かれていたんだ



「香澄?」



「あと先生やっといて〜!」



一人になりたかった