「お、香澄いいところに!」
__グイッ
「ほうき片付けんの手伝ってくれ!」
顧問の佐藤に捕まった
「え!?無理!」
早く、早く晴人のところに...
「ほら、よろしくな!」
そう言って佐藤は校庭に戻った
あと少しで気づいてもらえるのに
晴人がもう少し待っていてくれれば...
「もう、いい...」
絶望的だった
目に写ったのは雅と晴人
二人の背中がだんだん遠ざかった
最初から私じゃなかった
「はは...」
不思議
『悲しい』
『寂しい』
そんな感情は一切感じなかった
今の私は『からっぽ』
その言葉が最もお似合いだ


