涙〜あなただけが〜




──がたっ...がたっ...



「うぅ~重い...」



相当な量の草



よく集めたもんだよ、ほんとに




「先生~、これ捨ててください」



「あ、よく持ってきたな!」



「どうすればいいのー?」




「この草の山にばーってやって」





「山って...これ、登るの?」





助走をつけても一輪車で上がれるかどうか...



「よし、晴人!ちょうどいいところに!」



「え!!!?」





振り向くと確かに晴人がいた



うそ...気まずいよ...どうしよう






「香澄の一輪車上げるの手伝ってくれないか?」



「あぁ...いいっすよ」




案外あっさり肯定して隣に来た晴人



ふわっと香る柔軟剤の匂い


少し大きめな目に筋肉質の腕



何も変わってない



私の大好きな晴人だ