──────── 『さようなら』 苦しい時間は終わった みんなそれぞれ帰ってった ワタシだけが一人ぼっち 「……ふっ……ウゥッ……」 「香澄?」 聞こえた 優しい声が 大好きなその声が 「待ってた。送ってく」 何も言わないで繋いでくれた手は 少し冷えてて それが時の長さを教えてくれていた 「ずっと...待ってたの?」 「いや、うん。...帰りたかったから」