返事は、YESでもNOでもなかった。 彼女は涙を流しながら小さな声で言った。 「私、今は産めない」 どうして?なぜ? 愛し合っているのに。 二人で家庭を築いていこうと言っていたのに。 航太は彼女の気持ちがわからないもどかしさと自分の思いをぶつけた。 「俺の子どもだろ。俺達の子どもだろ」 「そうよ。でも今はだめなの。なんで、今なのよ」 それだけを彼女は繰り返すだけだった。