.。.:*Distant memory.。.:*

「…まさかこーなるなんてな…」

リオンは、ミラが寝ているベッドに腰掛ける。

夢をみたのか、うなされたのかミラの目からは泣いたあとがあった。
そのあとを優しく触るリオン。


(起きたらどーすっかな……)

ミラに対し、どう接していいか分からないリオ。
目の前で両親を殺されたミラ。
トラウマにならないわけがない。

リオンは、はぁっと大きくため息をついた。