.。.:*Distant memory.。.:*

2人が話して気づけ2.3時間経っていた。
初めは敬語だったミラも、気づけばリオンに気兼ねなく話していた。

「いいなー………リオが羨ましい…」

「へぇ。俺はお前みたいに贅沢してみたいけどな」

「そう……かな」
とミラは少し微笑みながら話すも、どこか沈んだ表情だった。

「…そんなに嫌なのか?」

「確かに…困ることはないけれどー…。自由に外に行けないし……結婚だってー…」

「結婚?」

「私もう16だからー…。もうすぐ結婚するの」

ミラの言葉に何故か少し胸が締め付けるリオン。