.。.:*Distant memory.。.:*

「私…泳げないから……」

「あっそ。ならあきらめるんだな」

「でもっ…大切な物なんですっー……」

ミラは、泣きそうな声でそう話す。

そんなミラを見たリオンは、軽く舌打ちをし

「ったく……。」

と、上着を脱ぎ出す。


「えっ………//?」

いきなり上半身裸になったリオンに、少し赤くなるミラ。

「持ってろ」

と、服をミラに押し付け
リオンは湖に飛び込む。

「えっ!?……うそ…」

まさか飛び込むとは思わなかったミラは、とうぜん唖然となる。