.。.:*Distant memory.。.:*

「………。仕方ないな………。」
「アレン様…………?」

「お前の言う通り、海賊を雇いミラ姫をさらえと命じた。……それだけだ。……まさか、あんな事になるなんて思わなかった……」

「………なにを言ってるの……??アレン様は………」
耳を疑うミラ。

「……君がなかなか結婚に承諾しないから。…海賊を利用して、キミをさらってもらい…私が助ける。そんな計画だった………」

「……それだけのために…………お父様たちは………巻き込まれたの………?」
ミラの言葉に‘’あぁ‘’
と返事をするアレン。

「そんな…………」
真実を知り、ミラは泣き出す……