「ちょっと！今の話しほんとうなのっ？！」
と、勢いよく男の胸ぐらを掴むラナ。

「っ…嘘つけねぇだろ。この状態で………」

「全部………あの王子が仕組んだってこと……？？そんな事知らないでミラは…………っ。｣

男が城を襲った理由……それは
アレンにあった。
アレンが海賊を雇い、ミラをさらうよう命じたのだった。だがそこは海賊。
ミラをさらうだけのはずが……アレンも予想外の事が起きてしまったのだった。

「もういいだろ、やっと逃げれたんだ。ったく………」

逃げようとする男。だがリオンは男の腕をつかみ

「残念だな。…まだ用事あるんだよ」
「はぁ…………？？？」

リオンが何をしようか気づいたシュウ。
「！リオ、お前まさか………」
「そのまさかだよ。」