「どしたのよ?」
「リオ、向こうにいるやつ……。ミラちゃんの城の襲ったやつじゃ……」
「は?」
ふとリオンも確認すると、
確かにミラの城、街を襲った海賊の頭らしき男がいた。

「………へぇ。あいつ生きてたのか」

と、気付かれないように近づくリオン。



そわそわしている男にリオンは後ろから
「よぉ。久しぶりだな」

「あっ………?………!?なんでお前がっ…………」
リオンの顔と、後ろからくるシュウたちを見て青ざめる男。
「よく生きてたな?あの状況で。」
「お前に関係ねぇだろ?俺が簡単に死ぬか。」