「どう?気分のほうは」
ミラの隣りに座るアレン。

「はい、大丈夫ですー…」
ニコっと笑いかけるミラ。

ふと、アレンはミラの目元にふれ

ドキ………
「あの…………?」

「また泣いていたんですか…」
アレンからそう言われ、黙り込むミラ。

「………。少し」

「ミラ姫」
キュっとアレンはミラの手をにぎり

「アレン……様………?」
「今のあなたに……こんなことを言っていいのか…わかりませんが………。……私の、妻になっていただけませんか?」

「…………っ。でも………私には……。もうなにも……」

「ミラ姫、あなたがいいんです。」
と、笑いかけるアレン。

(アレン様……と……結婚………)