「……そういやさ。婚約者いるって………」
リオンはすこし気まずそうに話す。


「あ…………。そうだね笑。……」

「…………そいつんとこ………行くのか…………?」
リオンはポツリと呟く。

「不安??」
とミラは話しかける。

「正直いうとな。……お前お姫様だし。いつか、王子様が迎えにくるんじゃないかっ……とかさ。」
と、ミラの首元に顔を埋める。

「……リオ?」
ふとリオンが顔をあげると、
チュ……
と軽くキスするミラ。

「ミラ…………」

「…//。……いかないよ?」
とリオンに笑いかけるミラ。