それは、まだリオンが5歳の時だった。

リオンの父親は、もちろん海賊。
海賊の中でも、有名な海賊だった。

航海の途中、船の修理の為、アルディエヌに立ち寄った時の事だった。

そこでリオンは、一人の少女に出会った。






彼女の名は、ミラ。


アルディエヌの、まだ小さな小さなプリンセス。