「では宍野君香水も新しくしたことですしコンテスト出てくれますよね?」
ちょっと待って何で香水新しくしたこととコンテストに出ることが繋がるかな。あのさ…と口を開こうとすると藍原がそれを阻止した。
「それとですね〜優勝すると学食が一ヶ月無料になるらしくって私それも狙ってるんです。なので宍野君協力して下さい」
この通りですー、頭をぺこぺこ下げる藍原。いやさあこの通りって言われても…俺と出て優勝する根拠がどこにあるんだって話なんだよね。余りに煮え切らない態度の俺に藍原は急に真剣な顔付きになって「大丈夫です。いざとなればキスもします。皆が望むならあんなことやこんなことまで…!」両の手をグーにして熅る藍原。羞恥心てものが無いのかこいつには。はあと一つ溜息を零してこれっきりだからと伝えると藍原はぱあっと瞳を輝かせて喜んでた。そして大変だったのがその後で…。
「ちょ…もういいから」
「いえいえここは一つ私に甘んじて」
「甘んじたくないから言ってんだよ」
コンテストに出てくれるお礼だとか何とか言ってキスを迫る藍原とそれを抗う俺。先生が来るまでこの攻防は続いた。

