小学5年の時、





「俺、秘密の場所見つけたんだぜ。特別にお前を案内してやる」

誇らしげに俺は自慢していた。

「ほんとに!?じゃあ、今日ね!」






嬉しそうに俺に付いてきた紫音。




木の枝がいっぱいあって



かき分けて秘密の場所に着いた。






そこで時間を忘れて遊んでた。



いつの間にか、辺りは





真っ暗になってしまった。



「私、帰らなきゃ!」



「そうだな。早く行こう!」



と走り出したとき、




紫音は石につまづいた。





木の枝がたくさんあって、


少しの太めの枝で頬を



傷つけてしまった。





頬からはたくさんの血が出ていて、




紫音は大泣きしてた。