「…大丈夫。」 「無理しない程度に飲んでくださいね」 優しいところも、何にも変わってない。 心地いいと思ってしまうのは、仕方のないことなんだろうか。 「…それより幸望。お前も早く彼氏作れよ?」 話題を変えようと、そんな話をふってみる。 幸望に彼氏が出来たら、まず亮二が黙ってないだろうけど。 わーわー喚くであろう亮二を思い浮かべて少し笑って見せると、幸望は、 「私は、幸せになっちゃいけないから……」 と、小声で呟いた。