【宝来 翔太】 「歩太・・・もしかして、お父さん?」 お父さん・・・ お父さん・・・。 「違うよ。俺には、父親はいない。捨てといて・・・」 俺はリカにそれだけ告げて、手紙を返した。 隣の部屋で眠る光のかわいい寝顔。 今日も幸せそうに眠ってる。 「光・・・ただいま。」 .