不思議な力を持つ女の子と暴走族の話。上



***




「ツ、ツバサさんやばいよっ!!」


コンビニに着いて、いつものようにフードを被った私は珍しく声を張り上げた。



「ア、アカリお前本当やめとけ。ここでやめとけ。いや、やめてくれ。将来糖尿になるぞお前!!」



アカリさんはそれでも当たり前のようにカゴに大量のケーキを入れていく。



私とツバサさんはドン引き。



「何だお前ら。そんな顔してもやらねぇぞ」


「いや、いらねぇよ!!てか、この顔のどこが欲しそうな顔してんだよ!!お前は味覚だけじゃなくて視覚もおかしくなったか!!」







『……』


私はもはや呆然としていた。



そして、アカリさんは満足したのか、一通りケーキを入れ終えた後でレジに並んだ。